身近になったオークションでの売買

オークションで売買される重機

重機の売却方法で人気が高まっているのがヤフーオークション(ヤフオク)です。
ヤフオクを利用すれば、買取業者に売るよりも高く売れる可能性がありますが、当然メリットだけではなくデメリットもあるので、利用の際は慎重に検討すべきです。

重機をヤフオクで売るメリット・デメリット

ヤフオクで売る最大のメリットは高く売れる可能性があることです。
エンドユーザーや輸出業者(外人バイヤー)が落札することが多く、買取業者に売るよりも中間コストがない分高額売却が可能です。

しかし、取引をめぐるトラブルや安く買い叩かれてしまう事が多いのが現状です。
ヤフオクではノークレーム・ノーリターン・ノーキャンセルの3N取引が基本ですが、高額な重機はそれでも買い手からクレームがあがってトラブルに発展することが多いです。

特にオークション取引に慣れていない初心者の方が出品すると、値引き交渉に応じてしまい買取業者に売るよりも安く売ってしまったり、説明文に記載されていない不具合が発覚したと言われ取引後に返金要求されてしまったりと、落札者と連絡が取れなくなってしまう(ドタキャン)、といったトラブルに発展しやすいです。

トラブルを回避するために、説明文をしっかり作らず、実物を見て判断するように伝えると買い手がつきませんし、後々のトラブル回避にもなりますので、説明文は出来るだけしっかりと作るように心掛けましょう。

ヤフオクの買い手は外人が多い

重機のカテゴリーでは外人バイヤーがヤフオクで落札するケースが多く見受けられます。全ての外人バイヤーがダメという訳ではなく、実際に買取業者より高く買ってくれる事もあります。

しかし、交渉や説明など言葉のコミュニケーションがしっかり取れないため、相手にしてストレスに感じる事もありますし、入金方法などでトラブルとなってしまう事も多いようです。
メッセージのやり取りは協力者の日本人でしっかり行っているけど、現車確認や取引になると外人が来るといったケースも珍しくありません。

重機をはじめてヤフオクで売る場合には、くれぐれも注意しましょう。
取引ルールで日本人に限定することもできますが、重機のヤフオクでは外人が買い手の需要を多く占めています。
売主都合で買い手を限定すると、それも結局長期在庫になるリスクが高くなってしまう懸念が出てきます。

ヤフオクで売るにしても、一度買取業者の査定を取る

ヤフオク出品でもっとも重要なのは価格設定です。
相場より安く出品すると損をしますし、価格設定が高すぎると相場を理解していない素人だと思われてしまうデメリットも発生します。

適正な出品価格を設定するためにも、参考材料として業者の買取価格は把握しておくようにしましょう。
手間やトラブルリスクを考えれば、そのまま買取業者に売ってしまった方が無難な選択といえるでしょう。

オークションで売却する時の注意事項